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ARTICLESLGBTQ+やジェンダーレス関係の記事をお届け!

近頃の街中では、「お化粧やスカートを纏う男性」と見受けられる方が増え、私は頼もしいと感じています。

 

これまでも、「フェミ男」や「ギャル男」といった女性的な男性ファッションがトレンドとして注目を浴びることもありました。

ですが現在は、当時以上にポジティブな社会の変化や試行錯誤を感じます。

 

「校則の改定によって、自分が着たい制服を選べる」

「男性が女性的なことをする、女性が男性的なことをすることをポジティブに捉える風潮が広がりつつある」

 

あくまで一例ですが、このように多様性の広がりはファッション分野に限りません。

 

「女装」という言葉があります。

かなり広い意味を持ち、昔から認知度も高い言葉だと思う一方で、功罪がある言葉とも思います。この言葉を用いるうえでの敷居の高さもありそうです。

「男装」という言葉があります。

近年認知が広まりつつある言葉だと思います。現状では、「ボーイッシュ」、「メンズライク」、「マニッシュ」あたりのイメージを持たれる方が多いかもしれません。

「ボーイッシュ」や「メンズライク」のように、大衆性や、公的な場での浸透に繋がる言い回しはないかな、「女装」の意味をほぐせないかなと考えていました。

そこで、「女装」という表現とはまた異なった、新たな言い回しを思いついたのです。

 

前述したものの対比で、「ガーリッシュ」、「ウィメンズライク(レディースライク)」、「ウーマニッシュ」はどうでしょうか?

ファッション用語とジェンダー用語は多岐に渡り、且つ複雑であるため、既存のモノをベースに考えてみました。

これらは女装の「言い換え」ではなく、ざっくり言うと細分化……、グラデーションの言語化?概念化?に近いイメージです。ニュアンスだけでも伝わりますように!

 

とはいえ、「あたし女装してるの!」と言う方に、「『女装』って言っちゃだめだよ、『ガーリッシュ』ね」と、指摘することは違うと思います(笑)

あくまでも、女装してきた人、女装する人の想いを尊重したいのです。

装いをはじめ、ジェンダー問題の様々なところに関して、未だに壁があるのは間違い無く、社会が変わってほしいと願う方は沢山いると思います。

社会(行政、企業、組織、人等)に「変えてほしい」「やめてほしい」、この訴えはとても大事です。

 

一方で、社会が変化した、工夫を感じた時にも、「良いと思います」「これを続けてください」「待ってました」と、それを行なった相手(社会)に是非感じたことを伝えてください。

相手は思うでしょう。「これでいいんだ!」「なるほど、この方向か!」と。変革の好循環にも繋がると思います。

 

これまでの人生の節目では、性別によって求められる装いが存在し、事実上の義務になっていました。ですが近年では、変化が起こりはじめています。冠婚葬祭等の公的な場においても、ジェンダーレスが広まってほしいと願っています。

 

「女性(男性)がすればキチンとした装いだが、それを男性(女性)がするのは、おかしい。不良行為だ、不適切だ、許さない。」

まずは、こういった否定的な考えが無くなるといいなと思います。

 

あらゆる人があらゆる場面で、選択肢の中から「選べる」ようになりますように。